e−たわごと No.028

投稿日 2003/04/24  うす緑色の桜
寄稿者 松風 緑

大変ごぶさたしてまーす。 一昨日のTVで 北上川に 鯉のぼりが風におよぎ 桜並木が満開の とても美しい映像を見ました。
 
京都はとっくに ソメイヨシノの等の桜が終わり、遅めの山桜も終わりかけています。
いま新緑がとてもきれい。

4月初め、絵の仲間15人で 酒蔵で有名な伏見に 絵を描きに行った。
今は近代的設備の工場で お酒が造られているが、昔の酒蔵が数軒残されていて、中は、見学コースとか 食事する処になっている。

昼食を 黄桜(キザクラ)と言う銘柄のお酒をつくっている酒蔵で 食べた時、「黄桜のネーミング、黄色い桜から取ったのかな? 黄色い桜なんてあるわけ無いよ。」と仲間数人がワイワイ言ってたら、お店の人が 「黄色というより、うす緑色の桜から取ったのです」 との事。我々一同、「緑色の桜なんかよけい有るわけ無いよ」 とヒソヒソ言って笑いとばした。

ところが 私 一週間前 秋に紅葉で有名な東福寺に、新緑のもみじを見に行った。
見渡す限りの 新緑の境内を散策してたら、いろんな種類の椿が有る中に 立て看板があり、「御衣黄桜」と書いてある。
エッ! 黄桜? と思い、看板の上の方みたら、うす緑色の桜があった。
新緑に囲まれて、看板がなければ全く見落としてしまう桜。 そこは毎年行く所。
ごく最近看板が出たと思う。読み方が解らず、東福寺のお坊さんに聞いたら、「ギョイコウザクラ」と読むとの事。 40年前に植えた。京都には植物園に数本。 仁和寺に数本。 大阪は造幣局の桜並木のなかに数本。
珍しい桜。 山桜の一種との事。

晴れの日を待って、昨日、植物園に行き、写真を撮った。もう三、四日早ければ良かったみたい。大木が一本と小さい木が二本あり、木に名前の由来が書かれた札がぶら下がってた。

「御衣黄 (ギョイコウ) 1780年、仁和寺に植栽された記録ある。
淡黄緑色というより緑色に近い。 大変珍しい花色の為、初めて見た人は、とても花とは思わない程である。 緑色の花びらは葉緑素がある為、光合成を行う。 昔、貴人が着ていた服を 御衣(ギョイ) と云い、黄緑色をしていたことから、この名が付いた。開花後、数日で花びらの中央に赤い縦線が入る」

盛岡で見たことあります? 関東ではどうかしら?
桜というと、はなやかな感じがするけど、これは目立たないけど、爽やかな感じの桜です。 鼻で笑ったお酒の黄桜に謝りたい。
 

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