e−たわごと No.039

投稿日 2003/06/12  やさしさ博士
寄稿者 田口絢子


 
息子がこの6月6日に脳神経外科クリニックを開院して明日で一週間が経ちます。
ここまで来るのに約一年半の準備期間がありました。その頃は花巻で勤務していましたので打ち合わせはほとんど花巻、勤務を終えてからですから主人はその都度花巻へ出かけ夜遅く家に帰る日が続きました。

完成を一番待ち望んでいたのが母でした。鍬入れ式から毎日工事現場を見に行くのが楽しみで雪が降った日も車の中から眺めてはその日を待ち望んでいました。
その母が完成を目前にした3月28日、心臓大動脈解離で突然倒れたときは本当に私は動揺してしまい頭が真っ白になる・・という表現はまさにこのことか・と崩れ落ちそうになる身体を支えてるのがやっとでした。

90歳の今日まであまり病気らしい病気もしないで元気に麻雀したり趣味の織物したりして過ごしていた母なのでいつかはこの日が来ることは覚悟はしていたとはいえまだまだ・・という気もしてました。あまり考えたくなかった・・と云う方が正しいかも知れません。

しかし12時間にも及ぶ心臓の動脈を取り替える手術にも耐え、長い長い眠りから覚めた母は突然自分の名前を先生に告げたのです。いまだに信じられません。

現在は盛岡市永井の友愛病院の中のこの5月から開設されたばかりのリハビリテーション科に入院しています。

まだまだ自分で歩くことは出来ませんが言葉もはっきりしてますし、歩きたいという意欲もあるので多分もう少し回復するのではと期待しています。でももう90歳ですのでがむしゃらなリハビリは可哀相な気もします。自然の流れに沿って少しでも元気になれば・・と願う毎日です。

添付の紙は一番上の孫娘(小5)がいたずら書きしたのを見つけました。
息子の開院お知らせのチラシを見て書いたようです。
実はこれを見て私と娘は感動したのです。(親バカばばバカかもしれませんが)

まず、たぐち・・・・そのあとの脳神経外科・・というところは空白ですが
院長 田口良一 (おじいちゃん)
 やさしさ博士 (このやさしさ博士を見て娘と私は思わずウルウル・・・)
○診療科目
 やさしさ科
 はげまし科 この診療科目は全く今の医院、病院に必要な科です!!
 教育科
 長生き方法科 これも絶対必要な科です
 すごい科 えらい科
○診療時間
  毎日!! 休診なしの毎日
*休診日/なし
そして連絡先

つい数ヶ月前も一関で病院をたらい回しにされ幼い命が亡くなる痛ましい医療事故がありました。
やさしさ科 はげまし科 があったら絶対にこのような事故が起きないはずです。
子どもの目は介護してる私たちを見て、介護されてる母を見てきっと、命の大切さを感じ取ってるのだと思いました。
いまは毎朝6時には家を出て病院に行き母と共に朝食をするのが日課です。
確かに大変な毎日ですが母を通してみんなが何かを学んでいます。
 

TOPページへ


iwayama3 since2002.11
Presented by Ayako Taguchi