e−たわごと No.085

投稿日 2004/03/19  卒業式
寄稿者 八柳修之


 

19日(金)、久し振りに背広を着てネクタイを結び出かけた。女房が「ハンカチ持ちましたか」と訊ねたので、「二枚も持ったよ」と言った。今日は横浜市旭区白根小学校の卒業式であるからである。

「白根小学校なんて知らねぇ」という方もおられるだろうから一寸説明する。今から3年半前の2000年10月21日、鎌倉の稲村ガ崎海岸をウォーキング中、白い風船を拾った。風船は学校創立120周年記念に少年が飛ばしたものであった。
拾った場所と日時を書いて手紙を出し、2週間ほどして大きな封筒が届いた。
風船を飛ばした少年とそのクラス3年1組からのものであった。
少年の風船を拾って返事をくれたことを誰もが自分のことのように喜んでいる様子が伝わる30通の手紙であった。女房と涙し、こちらの気持を書いて「鳩サブレ」(注:鎌倉のお菓子)とともに送った。

また、30通の手紙があって子供達に会いに行く事になった。12月、学校訪問で笛や太鼓でのお出迎えの思わぬ大歓迎を受けた。そして風船をご縁に交流しましょう、ということになった。
それから、手紙の交換、遠足への参加、4年の3学期には再度学校訪問した。
5年生になって組替えがあり、交流は少なくなったが、運動会の見学、年賀状など手紙のやりとりは続いた。

そして、今日は公立学校の卒業式、元担任の先生に子供達の卒業式を遠くから見たいと伝えた。「子供達も卒業式には必ずお見えになると思っており、手紙も書いていますよ」ということであった。
もとより、閑人、中学に進学すればみんなバラバラになる。一つの区切りでもあった。
片隅で見守るつもりであったが来賓席に座らせられた。みなさん、肩書きが紹介される中で、風船を拾ったオジサン云々と紹介された。
蛍の光や仰げば尊しはなかったがウルウルだった。式後、校庭で子供達や父兄に囲まれ写真を一緒に撮った。
子供達からは30通の手紙を貰った。帰宅して、女房と読んでまたウルウルになってしまった。

 
(3・19 八柳)

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