e−たわごと No.110

投稿日 2004/09/15  ローズマリーの花でホームシック
寄稿者 小川智子


 
 カリフォルニア大学の医学部はサンフランシスコにあり、私はそこで客員教授として5ヶ月程滞在しました、大学には勉強に来る人を世話するUniversity Motherとうシステムがあって、非常に安く食事と宿泊の世話をしてくれます。
私が滞在したところの叔母さんは母と同じ歳で、私のアメリカンマザーといって、とても親切にお世話して頂きました。彼女は絵を描くので、そのアトリエが私の部屋になりました。
 その庭にローズマリ−があり、彼女は大切に育てていて、シチュ−等を作る時に、香料として使っていました。私はその時まで、ローズマリーがどのような木で、何に使われるか知りませんでしたが、始めて香料を作り、それ上手く作って料理したものを頂き、香料が料理の味をこんなに引き立てるのかと驚いた事を思い出しまう。
 4月から8月の滞在で、花を見る事は無かったのですが、HPの袰岩さんの写真を見て、こんな可愛い花が咲くのだと始めて楽しみました。私のアメリカンマザーは、その後いろんな珍しい食べ物を教えてくれたり、素敵なアメリカ人の生活をエンジョイさせてくれました。
 ただ、アメリカのオバーサンやオジイーサンに私の作った日本料理を食べさせて、自慢するのが楽しみなのには、参りました。特にアメリカでは食べられない日本料理を作らなければならず、ホウレン草のごまあえとか、はすのきんぴら、鯛の入った茶わん蒸し、魚料理などなど、とても気を使いました。
 彼女達は絶対に味の素や出しの素を使わないのです。とりがらの出しを使わされて、奇妙な日本料理の味になったと思いましたが、彼等はVery deliciousとかtestyとか大袈裟に手を広げて大喜びしていました。
 アメリカのお母さんには、その後毎年の様にmeetingで講演する度に会いに行き2〜3日一緒に過ごしていましたが、盛岡に来てからは、他の用事が多く、海外に出かけてもよる事が出来なくっています。どうしているかなーと思いつつも、手紙を出せずに毎日が過ぎて行きます。そんな時に、ローズマリーの写真を見て、急にホームシックに罹った様な気分になり、こうしてメールを書いてしまいました。
 カナダのビクトリアと同じ様に、ゴールデンゲートパークの石南花の花は見事でした。芸術も音楽も科学も本当に魅了されるものばかりでした。イラクの戦争が終わって早く、あの時の平和が戻る事を願わずにいられません。
 

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