e−たわごと No.122

投稿日 2005/01/27  ビスタリ
寄稿者 八柳修之


 
ヒマラヤをトレキングした付六会の谷村さん、万事「ビスタリ」だったと。
ビスタリとは、ネパールの言葉で「ゆっくり」「慌てずに」という。

面白いジョークがある。作者はイギリス人らしい。
スイス人は時(時計)をつくる。
イタリア人は時を無駄に過ごす。
日本人は時に追われる。
インド人には時がない。 インド人は時に関係なく永遠に生きている。

よく「忙しい、忙しい」が口癖の人がいる。暇なことは、罪悪とでも思っているのでろうか。時間があることは最高の贅沢、時間をどう贅沢に使うか(お金を使うということではない)ということであろう。
高野さんが、「このせわしない現代こそ、もっとも心に留めるべき言葉ではないか。周囲の環境の変化をゆっくり味わいつつ、生きる余裕を持つべきと考える」とコメントしている。
同感である。特にシニアライフの我々にとっては心せねばと思うのである。
急行から鈍行に乗り換えたのだ。各駅停車で、途中下車しながら、ゆっくり、それぞれの終点まで、見る景色を楽しもう。

先日、マンションのエレベーターで、まだ、人が完全に下りきっていないのに、クローズのボタンを押した人がいて、ドアに足をひっかけられた人がいた。
「ゴメンナサイ」の一言がないと言って言い合いになっていた。それが、老人同士、時間はたっぷりあるのにね。「ビスタリ」「ビスタリ」

日本の日常生活は便利になりすぎて、かえって、ますます、せっかちにさせるシステムがある。ときどき、外国に行ってみれば、その違いに気が付く。
例えば、エレベーター、アメリカの事情は分からないが、ラテンの国では、エレベーターにクローズのボタンがないものが多い。
クローズにしたいときには、二度押せばよいのだ、だれもそんなことはしない。

こんな駄文を書いて、絢子さんに送ったら、折り返しこんなメールがあった。
ご本人の承諾を得て、紹介します。
なにごともゆっくり・・いいことですね。私はいつも、「ご主人も絢子さんも忙しいんでしょう?」 と聞かれますが、もう80才にも近い人が忙しいわけがありません。私とて好きでバタバタしていますが、そう聞かれたきは、優雅に??
「いいえ〜主人も私もちっとも忙しくありません」と答えます。本当に好きで動き回っているのですから、それは忙しい・・とは言えませんよね?

「忙しい?」と聞かれて、「毎日、楽しいことで一杯」と答られる人は幸せです。クラスメイトと一緒にゴルフに興じる絢子さんのご主人、若さの秘訣は、ビスタリ、ビスタリ、人生をエンジョイされています。
(1・27 八柳)

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