e−たわごと No.141

投稿日 2005/06/17  みちのくぶらり5人旅(4)
寄稿者 八柳修之

8日(水)、この日は早朝、4時前に起床して日の出を北山崎から眺めることになっていたが、結局、行ったのは関さんと毅さんだけだった。写真を撮るため、北山崎展望台からなんと40度もあるかと思われる階段を往復600段も上り下りしたという。二人にとっては正に朝飯前のことであった。
ほかの三人といえば、近くにだれでも行ける燈台があるというのに、朝食までぶらぶらしていた。

本日の予定は浄土が浜、宮古、釜石、遠野経由で一旦盛岡に戻るというのが、田口さんお勧めのルートであった。
8時40分に鳥越という所から北山崎の沖まで往復の遊覧船が出るというので、
食事も早々に宿を出た。海側から北山崎周辺の断崖、巨岩を一周50分で眺めるというものである。乗員は年頃の娘を連れた夫婦、旦那がボンベを付けた中年夫婦、年のころ70以上と思われる一人旅の男など13名。
出港するとかもめパンを売りに来る。それを知ったかもめが集まって来る。
波は穏やかであるが、安全のためか岸からはかなり距離を保っているので、関さんは断崖美を撮れたであろうか。

鳥越の港で
 
陸に揚って、国道45号線を宮古に向けて南下する。景色といえば、左手から時折、海が見られる程度、ほとんど山の中の感じ。田老町に三王岩と呼ばれる景勝地があるというので立ち寄る。三陸津波の大被害を受けた町とあって高い防波堤が城砦のごとく街を守る。防波堤から海岸の出ると、断層が続き、三本の巨石がそそり立つ。例の二人は三王岩を見下ろす断崖の上に登る。
 
宮古に入る前、お目当ての浄土が浜に到着。霊鏡和尚が「さながら極楽浄土のごとし」と言ったことから、そう命名されたそうだが、海の浄土庭園の感じがしないでもない。初めて見た関さんはサプライズ、断崖の白い岩肌と海の色のコントラストが写真になるらしい
 
お昼は宮古で、なにか海鮮料理でも。だが、駅周辺には食い物屋さえ見つからない。機転の利く毅さんがお魚屋さんに尋ね、オバチャンに「魚元」というお店に案内してもらう。店内の中央には大きな生簀があって、海の幸を豊富に盛った三陸丼とホタテの貝焼きを食べた。評価○
さて、この後、釜石、遠野を経て盛岡へ戻る予定であったが、そのまま南下して大船渡か陸前高田辺りに泊まろうということに決まり、田口さんへオモサゲナガンスの電話をする。

山田湾は穏やか、ホタテの養殖いかだが湾内を埋め尽くす。船越湾、大槌湾と続き、釜石の町に入る。高炉の火は消え、代わりに大きな観音像が立っていた。通過。この後、見るべき所もなく国道45号線を南下。起伏が多い道を走る。
だが想定外のことが起こったのだった。やや緩い坂を登りきった所で、ねずみとりに引っかかる。18キロオバー、3点減点だという。まぁ、岩手県への通行税だとしても、事務処理がスロー、いちいち免許証を書き写している、思わぬロスタイム。ロスタイム・・・そういえば今日はWカップ出場を賭けた北朝鮮戦、小笠原選手の母校の大船渡で観るか。

大船渡へ行く途中、毅・一也両棋士は碁石浜を、そして毅さんと私は広田を通ろうということになった。広田は海浜学校で行った所である。そういえば、この旅行は平泉といい、センチメンタルジャーニーになっていることに気が付く。
碁石浜は思いのほか小さかった。棋士たちは丸い石を探すが、そう簡単には見つからない。土産物屋でホタテの貝焼きを食べる。
 
二人の広田の思い出、高台にある広田小学校泊、砂浜まですぐ、お米持参、オヤツに枇杷、椿島上陸、ウミネコ。広田湾の変わり様で思い出だけ。

大船渡、陸前高田ともホテルはなさそう。時間もあるので気仙沼まで行くことになった。なぜホテル泊だって、旅館はろくな料理が出ない、それに同室ではいびきを掻く御仁あり。気兼ねせずに休もうということになったからである。
田舎だし、ウイークデーなので空いていると思ったが、訪ねたホテルは2軒とも満室だった。3軒目、「気仙沼にベッドのあるホテルなんて少ないですよ。洋室1、和室4なら空いています」という。もう6時半になっていたので決めた。10畳もある和室、バス、トイレは洋である。
丁子さんがいち早く斥候して来たが、周囲にあまりよい料理屋がないという。サッカーも見たいし、これ以上探している時間はない。ホテルは海鮮割烹の宿である。色々なものを何品かとって、みんなで分け分け。気仙沼は名だたる漁港、鰹の刺身、ホヤ酢、ふかひれの姿煮、それにモウカの星というサメの心臓の刺身(これは2皿とったが半分以上残した)などなど。なかでも鰹の刺身は絶品。
食事は早く切り上げる予定であったが、盛り上がり、サッカーは後半から見ることになる。小笠原選手のゴールはなかったが、勝利しWカップ出場決定、料理よし、10畳の部屋でお大尽気分で総合○。碁石浜に触発されたのか、棋士の二人は一番打ったようだ。結果はどちらかが●。
明日は5時、目の前にある気仙沼漁港の水揚げを見に行くこととなった。
(つづく)

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