e−たわごと No.166

投稿日 2006/02/03  ユダヤの人の掟
寄稿者 八柳修之

これは月一回のある会での話しである。メンバーの殆どが、中南米駐在が長かった元商社員である。話題はホリエモン、耐震偽装、無届改造、家庭崩壊と殺人、と話しのタネは尽きない。モラルの低下、家庭の崩壊、裏を返せば、現在の日本はありとあらゆる階層が、“カネ、カネ、カネ”、“損か得か”を基準に大人から子供まで物事の判断がつかなくなっているのではないか? というのが大方の話し。

話しの延長線上で「ずるい賢い人種の東遷というジョーク、知っているか」とHが言った。私が知らないといったら、「それはレバノン、シリアに始って、イラク、イラン、それからインド、中国に渡った、という話さ」「それが今、日本にやって来たというわけか」
「源流はイスラエルじゃないの?」「いや、ユダヤ人がつくったジョークだからね」「海外に出たら人種と宗教の話はタブーだったがね。ここでは自由だ」

ユダヤ人はエスニックジョークにもあるようにケチで抜け目がなく、ずる賢いと思われている。エスニックジョークはユダヤの人を快く思っていない連中の作である。南米以外のことは分からないが、アルゼンチンをはじめ南米では、経済を牛耳っているのはユダヤ系の人々である。したがって、元商社員は商売上ユダヤ人との付き合いが多かった。痛い目にも遭っているが、教わる点も多かったという。以下、その会話の収録である。

「パーティなどの会合で社交性を欠くのは、ユダヤ人と日本人だ」
「一般的にユダヤ人は日本人に好意を寄せている」「何故」「日本人は正直、約束事を守るから、と思われているからだ」「ユダヤ人にはいわゆる西洋人とは違う。特別なまなざし、優しさのようなものを感じる」
「商売には日本式の情は通じないが、話は論理的、ストレートだ」「一つ言われたら十返さなくてはね」「十とはジョークかね」「ユダヤ人は契約がすべてだからね」
「ユダヤの人々に学ぶのは商売ばかりではない」とSが言って話しが変わった。
「ユダヤ人は汚くて他人が嫌う仕事をして財産を作ったのだ。財産ができると、今度は財産を守る弁護士が必要になり、子供の教育に力を注いだ。その頂点がアインシュタイン」
「夕食には家長を中心に家族が揃って団欒する。したがって家族の絆は強く、躾や教養が幼少期から自然に培われる」
「家族の絆が民族の絆。シオニズム(エルサレムのシオンの丘へ帰ろう)の合言葉の下、団結している」「モーゼの十戒は神とユダヤの民との契約」
「ユダヤが閉鎖的な共同体、特殊性を維持して生きてきたのは、民族の掟があり守られてきたからだ。かつて日本にもあった掟がなくなったのだ」
どうもこれが、本日のところの結論のようであった。

高校生のころ、チャールトン・ヘストン、ユル・ブリンナー出演の”the Ten Commandment” という映画を観たことがあったが、帰宅してから、モーゼの十戒について調べてみた。

第一条 われは汝の神ヤハヴェ、汝をエジプトの地、その奴隷たる家より導き出せし者なり。汝わがまえに、われのほか、何ものも神とすべからず。
第二条 汝、自らのために偶像を作って拝み仕えることなかれ。
第三条 汝の神、ヤハヴェの名をみだりに口にすることなかれ。
第四条 汝、七日目には休むという安息日の掟を守るべし。
第五条 汝の父母を敬え。
第六条 汝、人を殺すなかれ。
第七条 汝、姦淫するなかれ。
第八条 汝、盗すむなかれ。
第九条 汝、隣人に対して偽りの証をするなかれ。
第十条 隣人の家に欲を出すなかれ。
(06・2・3)
余談:神戸出身のH氏は、西宮市の市章は正三角形と逆三角形を重ね合わせた構図、これは正にイスラエルの国章、ダビデの星をかたどったものではないか。ユダヤの影響?

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