e−たわごと No.176

投稿日 2006/03/23  スリーPHASEの『74歳』
寄稿者 吉田一彦

《PHASE1−ネガティブ》
 2月末、小生御用達の目黒区のT大学病院ホテルに2泊3日の検査入院、無事退院しました。今回は、昨年6月の狭心症で左冠動脈前下行枝へ挿入した2本のステントが正常に作動しているかどうかをカテーテルを入れて検査するための入院です。

結果はお蔭様でオッケー。そもそも私は、平成10年に急性の心筋梗塞にかかり、このときは右の冠動脈にステント1本を入れました。

爾来6種類の月0万円もする処方箋の最先端の薬を飲んで必死に再発の防止に努めましたが、7年でまた別の部位がつまり、結局私の身体には全部で3本のステント(若者が欲しがるロレックスのオイスターの時計3個分と同じ値段)が入ったことになります。

この病気はみな、下っ端役人時代に上司に散々こき使われ、40歳台の北海道庁出向時代から責められ続けてきた『天下り』に対するストレスなどによって発症したものでしょう。

(私の前期の小説が世に認められ、環境が整ったら、、最後に発表することにしている「冬のお便り」で予告した『弾よけー霞ヶ関の陰翳ー』題名改め『虫けらどもの息づかい(仮題)』で病気に結びついた原因が明らかになるでしょう)。

正常なのは、あと1本の冠動脈のみ。これまでどうりまた7年で詰まるとすれば丁度『74歳』。私の命運はこれで尽きますか。

《PHASE2−フィジカルー》
 私は、身体を鍛えるために週末にプールに泳ぎに通ってます。1時間30分の間に1,500メートル〜2,000メートル泳ぐのですが、問題は、そのクラブのロッカー。

私はいつも自分の年齢と同じ番号の、今年の1月15日からは『68』番のロッカーを使っているのですが、実はこのクラブには『74』番までしかロッカーはありません。

74歳を過ぎたら入れるロッカーがないのです。ここでもキーワードは『74歳』。

《PHASE3−メンタルー》
 私は、心の虚しさを癒し、新しい自分を発見するために小説を書くことを昨年6月から始めました。書き始めたら大変。予想もしなかった苦しみや苦労の連続です。

まるで地獄のどん底に落ちたようです。しかし、これは何も私だけではないようです。今、売り出し中の若い花形の作家たちも世の中に出るためには3年〜7年もかかっているとか。私の歳に置き換えれば『74歳』。ああ!やっぱり74歳が鬼門か。

《エピローグ》
 私は、この戯言を「すぐ足元まで来ている春の匂い」を感じながら

   「わが故郷、宮古の、本州で一番早い真っ赤な日の出と
             
白い浄土ヶ浜の透き通った満ち潮の豊饒の海」

を思い浮かべながら『希望』という名のルンルンとした気分の中で書きました。日本人の男性の平均寿命よりは短いけど、私は『74歳』まで生きれば大満足。

さて、皆さんは、どう思いますか。

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