e−たわごと No.178

投稿日 2006/03/23  旧友との偶然の出会い
寄稿者 竹生健二

私は1961年4月に石川島重工業に入社した。東京の豊洲に事務所があり、そこからタクシーに乗れば僅か10分で銀座や日比谷へ行けるのが、入社を希望した一つの大きな魅力だった。配属は船の推進機関を設計する部門になった。

1962年9月5日に事務所の向かい側にある造船所のドックから、いきなり大内雅樹君からの電話が掛かった。東京商船大学の卒業直前の実習にあたり、今日練習船「大成丸」でドック入りし、9日には下船できるので会いたいと。石川島重工業の船舶部門には、毎年 東京と神戸の商船大学の学生が実習に来ていた。その年の2月に神戸商船大学の学生M君が私の課で実習した際、私がM君の指導員を引き受けたが、そのときのM君の実習報告書を大内君が読んで私がどこに所属しているかを知り、今回大内君も同じく石川島で実習するので訪ねようと思っていたと言う。

6日は時間の関係で私がドックへ出向き、そこでほんの数分だけお会いした。10日には実習が終わり、私の職場まで来てくれた。その後卒業論文の審査に合格した直後の18日に再び私を訪ねてくれた。翌日には無事卒業の朗報を持って盛岡に帰るとのこと。その日の夕方 東京駅へ行き、一緒に語り合った。M君の報告書に大内君が目を通さなかったら、こうした再会もなかったろう。
 
 

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