e−たわごと No.188

投稿日 2006/04/12  (続)模型工作
寄稿者 舘澤徳平

竹生さんの模型の電車を、苦労して作った思い出話を読んで、小5,6年生のころを懐かしく思い出しました。

当時わたしも、模型飛行機や電車に興味があって、どうにかして電車を、狭い部屋の中にレールを敷いて走らせてみたいと思っていましたが、なにしろ先立つものがなくて、なかなか実現しそうもありませんでした。

それでも、どうしても走らせたくて、トランス(変圧器)を作ることから始めました。ご存知のとおり、模型の電車のモーターは、12V〜24Vの電圧で動かすように出来ていて、家庭用の100Vの電気をトランスを使って、電圧を下げなければならないからです。
それを模型屋で手に入れるには、当時のわたしには天文学的な値段だったのです。

翌日から、家の裏などを探して、波トタンとかブリキをあさりました。
集めてきたトタンを、金槌で叩いて平らにし、縦12センチ、横3センチの短冊形の鉄板をブリキバサミで100枚つくりました。その作業だけで、1ヶ月くらいかかりました。

次は、コイルに使う銅線を手に入れることでした。
コイルに使う銅線は、細いのと太いの2種類必要で、まづ1次コイルに使う細い銅線60メートルを、桜山神社の鳥居の脇の模型屋に日参して、多分120円ぐらいで手に入れ、喜び勇んで帰ってきたのです。

そんなこんだで、約半年かかってようやくトランスが完成しました。

トランスは完成しましたが、電車を走らせるには、モータ、車輪、車体、レールなどが必要で、それからまた半年、永年貯めたお年玉を全部つぎ込んで、ようやくお披露目が出来る日がやってきました。

弟、妹、近所の子どもたちを集めて開通式です。
電車は勿論、車台にモータが乗っただけの電車ですが、手作りのトランスのレバーをスライドさせて、電車が動き出し、どっと子どもたちの歓声があがりました。

そのトランスを、6年の夏休みの作品として出品しましたが、見栄えが悪いのか、何ヶ月もかかった苦労を評価してもらえず、少し寂しい思いをしたことを思い出してしまいました。

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