e−たわごと No.191

投稿日 2006/04/02  日蝕観察
寄稿者 竹生健二

小学校時代だったと思う。礼文島で皆既日蝕が見られたときだ。学校が休みの日だった。盛岡ではかなり皆既に近い部分日蝕が見られたはずだ。先生からは、ガラス板にロウソクの油煙を塗って、それを通して太陽を観察するように、決して肉眼で太陽を見てはいけないと教えられた。

当日は私が仕掛けて、多分松田君や佐藤君などが加賀野にあった我が家に来てくれたと思う。二階の廊下の手摺を跨いで一階の屋根に上がった。そのころの家の写真があるが、桜の木の裏あたりに陣取り、時計と煤を塗ったガラス板とを手に、刻々と変化する太陽の欠けて行く有様を丁寧に観測記録に書いた。望遠鏡など家庭で持てる時代ではなかったが、学校がこうした観察を宿題にだし、また生徒もよくそれに答えたものだと、自分ながら感心している。
 
 

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