e−たわごと No.244

投稿日 2006/05/29  日本百名山(19)
寄稿者 竹生健二

御嶽山 3,063 (1996年)
 
1995年の春に母が亡くなった。その後7月には会社で新たな開発計画の実施が決まり、プロジェクトマネジャーとなったので、夏休みは返上となった。翌1996年の夏にはこの開発が順調に進み、忙しい中にも余裕ができたので、再び家内と一緒に登れる山を探した。それが木曾の御嶽山であり、日本百名山の19座目となった。

7月は開発した機械の試運転が始まり、試運転設備のある長野県の辰野町に寝泊りしていた。試験は順調に進展したので、夏休みはゆっくり休めることになり、この機会を利用した。家内が日程を調整して、30日 火曜日の昼過ぎに電車で岡谷に着いた。私は先に車で出張に来ていたので、早速上諏訪にある北沢美術館を見て、その日は木曾福島で宿泊。翌朝、宿でおにぎりを作ってもらい、7:25に車で出る。開田高原を通ってスキー用のロープウェイがある鹿ノ瀬駅の駐車場に8:10着。日が差してくる。ゴンドラの中から継子岳がよく見える。標高2,100mの飯森駅に8:30着。ここから登る。晴れて暑く一時は汗もかいたが、次第に曇ってガスが出てくる。森林限界を抜けて八合目に9:38着。視界が一気に開ける。九合目にある覚明堂がすぐ真上に見える。道案内の大きな道標の裏から再び登り始めるが、先ほど見えていた覚明堂へは向かわず、どんどん東へそれて、しかも登りにはならない。と、岩にペンキで「三の池」とある。慌てて地図を見ると、先ほどの道標から直登の道をとらなかったらしい。引き返すにしては、もう大分来てしまっている。そのまま三の池へ向かう。雪渓を二度渡る。そのうち小雨が雨に変わる。やっと三の池に11時半に着く。ここの非難小屋で雨宿りしていると、ガスが少し晴れてくる。再び登る。やっと魔利支天の脇の肩から賽の河原に出る。12時になったので、ここで昼食とする。12:20に出発。ガスが晴れると、二の池小屋と山頂が手に取るように見える。山頂直前の神社の石段がとてもきつい。山頂13:15着。時々日が差すが、遠方の連山は霞と雲の中。14:15に下山開始。家内は下山するときになって、足が痛み出して、のろくなる。覚明堂にはすぐ着いたが、石室山荘まではずいぶん時間を要した。ロープウェイの最終出発時間17時の15分前にやっと鹿ノ瀬駅にたどり着く。車で少し下ったところの木曾温泉で、登山の疲れを癒す。とうとう本格的な雨になった国道19号を北上、塩尻から中央高速道路で帰途につく。
 

黒沢口 八合目

山頂から二の池を望む

御嶽山山頂
 

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