e−たわごと No.249

投稿日 2006/06/01  想い出の山とその風景
寄稿者 八柳修之

竹生さんと斉藤毅さんのお二人の百名山登山記、興味深く拝見しています。
敢えて辛いことに挑み、その達成感を楽しんでいらっしゃるご様子、さすが頂点の大学を極めた人は、さらなる頂点を極めようというファイトがあるなぁと感服している次第です。
毅さんにはリタイアしてから、ニイタカヤマノボレ(玉山3997m)に続き、最近ではキリマンジェロ(5895m)に登頂成功、7月には四姑娘山(ミニヤコンカ、4000m)峰に挑戦するという。毅さんの外見や温和な性格からはとても想像できない。
それに控え私は、毅さん、一也さん、丁子さんと挑んだ百名山最南端の屋久島宮之浦岳。丁子さん、斉藤一也さんと登った最東端の羅臼岳、いずれも途中でサヨウナラでした。体力もさることながら、諦めが早いというか、生来頑張らない性分なのです。前にも書いたが、岩手山すら登っていない。
楽して高い所へ行ったのはペールのクスコ(3,360m)、飛行機で下りたとたんに高山病、コカの葉を噛めばよいと言われ噛んだが効き目なし。酸素ボンベのお世話になった。
こういう状態だから、私を気遣ってから昨年から、旅行は山行きを除外するようになった。
毅さんが、山を見て育つと人間も育つ、低い山でも決して楽でないことを覚えるとよくぞ言ってくれた。我々は岩手山を見て育ち日常的に岩山に登ったのだ。
今では岩山に展望台ができ、車で行けるようになり盛岡の観光スポットとなっているが、歩いて登れば、同じ景色でも感じ方は違うであろう。

私には岩手山を眺望するに、もっとよいと今でも思っているスポットがある。
子供の頃、よく登った山で想い出があるからだけだ。
このことは、すでに「たわごとU」で紹介したが、カラーではないので、想い出とともに再掲する。
写真は1985年、私がブエノスアイレスに1回目の駐在をしていたとき、田口絢子さんから送っていただいた絵葉書である。この写真が蝶が森のイタヤカエデの木の下から撮影したものだと分かるのは、現在、門(かど)にお住いの山中さんと私だけである。子供の頃、イタヤの木の根元に金の鶏が埋められているという話を聞いて、土屋君と堀に行ったことがあるから、土屋君も覚えているかもしれない。
写真中央に三面水田に囲まれた5軒の住宅の一番向こうが私の家である。
その後、イタヤカエデは台風で倒木し、11haの試験場の敷地は売却され宅地となり分譲されたという。それはそうだ。あれから半世紀以上も経っている。

写真1は、蝶が森からの岩手山の眺望、田口さんからの絵葉書をスキャン

写真2は、逆からの風景、明治橋辺りから鑪山(たたらやま、写真左、)、蝶が森(写真右)。江戸時代、鑪山の秋月で知られる盛岡八景の一つの風景、鑪山については筆を改めます。(盛岡八景については「たわごと020」参照)
(6・1 八柳)
 

写真1
 

写真2
 

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