e−たわごと No.250

投稿日 2006/06/07  ニイタカヤマノボレ (2/3)
寄稿者 斎藤 毅

(10月11日)
 お粥の朝御飯を食べて 7:40 阿里山青年活動中心を出発。山小屋は素泊まりだから寝袋や食糧を担いでいかなければならない。久し振りに重いザックで気も引き締まる。8:40上東埔駐車場近くの事務所で登山手続をして歩行開始(標高 2,600m)。日本語ガイドのハルコさんが途中まで同行してくれた。登山ガイドは江さん。阿里山一帯はツオー族(高砂族の一部族)が多いから彼等も多分そうだろう。
 9:50タタカ鞍部着。10分休憩の後歩き出してすぐの所で大きな土砂崩れ跡のトラバース。更に、モンロー断崖を登り、大峭壁と呼ばれるスラブ状の岩壁(大きな一枚岩)の真下を通り、黙々と歩く。
 そもそも台湾は、幾十万年もの太古に東西からの強い圧力で海底が盛上って出来た陸地である。このことは新高山の頂上付近でも貝の化石があることから分かる。島の北部の大屯山等ごく一部を除くと全島が水成岩すなわち粘板岩で出来ている。北上山系の粘板岩は古成層で堅いが、台湾の粘板岩は年代が若く脆いので落石も多く、道路も脆弱で崩壊し易い。このことを思い知ったのは翌日のこと。尚、山地が多いのに火山は少なく、それでいて温泉が多いという点は近畿地方と似ているが、山の高さ・谷の深さは比べものにならない。
 11:30 前山への分岐点で昼食。15:30 日本時代の新高下駐在所跡に建てられた山小屋(排雲山荘)着。標高 3,402m。小屋の外にもテントが沢山張られている。日本と違って若い人が多い。明るく元気で歌を歌ってケラケラ笑っている。
 山好きの人には歌好きの人が多い。歌好きの人には軽佻浮薄な人は居ても陰険な奴は居ない。山好きの人には脳天気な人は居ても陰湿な奴は居ない。イイヤツが多いということだ。竹生君、そう思いませんか?
 山は暗くなるのが早い。明朝は早発ちだからサッサとシュラーフに潜り込む。「オ休ミナサイ空ノ星、オ休ミナサイ仲間達----昨日ニマサル今日ヨリモ明日ハモット---」。
 
   
新高山登山口と絶壁
 
排雲山荘
 

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