e−たわごと No.273

投稿日 2006/06/24  日本百名山(34)
寄稿者 竹生健二

続・筑波山 (2000年)
 
一緒に何度も登山に参加してくれたMさんは、出向元親会社の意向で1999年の暮にスイス本国に戻ったが、年が明けてすぐの1月に日本へ出張する機会があった。そこで筑波山へ日帰りハイキングに誘った。家内の他、いつものI君とF嬢が同行した。

1月29日の土曜日、宿泊先のホテルで一ヶ月ぶりに再会したMさんを拾い、そこでI君とF嬢と合流。10:25に車で出発。常磐自動車道路を土浦で降りて、フルーツラインを筑波に向けて走る。つつじが丘の駐車場に12時に到着。今日はロープウェイで女体山の直下まで。晴れてはいるが、関東平野は霞みの中。女体山を経て男体山へ、再び女体山へ戻ってロープウェイで駐車場へ。東京に戻り、ホテルに着いて16時。遅い昼食のあと解散。

さて、私にとってはこのあと4月に思いもかけないことが起こった。娘が腹痛を訴えて会社から早退してきて、大きな病院まで行って精密検査をしたところ、進行性の胃がんと判定された。直ちに入院・手術・退院。三ヶ月後には社会復帰したが、一年後に再発。そして二ヶ月後には治療の甲斐なく9月に亡くなった。この百名山の連載でも書いたように、筑波山や那須岳に登った活発な娘だったのに。それからは、葬儀・四十九日・お墓の手配・納骨・一周忌と、ほとんど休むときがなく、ひたすら会社の業務には支障がでないことだけを気にかけて過ごした三年間だった。登山を再開しようと言う気になったのは、2003年になってからである。
 

がま石にて

 

女体山頂
 

TOPページへ


iwayama3 since2002.11
Presented by Ayako Taguchi