e−たわごと No.280

投稿日 2006/07/09  ブエノスアイレス3時間案内(1)
寄稿者 八柳修之

インフレの話しで疲れたでしょうから、ブエノスアイレスの街を3時間で案内します。駐在員の仕事にはガイドの仕事もありますからね。
古い写真ばかりなので、絢子さん撮影の写真も入れてください。

東京からロスアンゼレス、リオデジャネイロ経由で33時間、やっとあなたはエセイサ国際空港にアルゼンチンに第一歩をしるすことになる。この空港はペロン時代、ブエノスアイレスのセンターから40キロ余りの草原につくられた近代的な空港である。あなたが観光客である限り税関はあまりうるさくない。
ここの空港にはなぜか出口にも免税店がある。

エセイサ空港から都心まで車でおよそ30分、車窓は右も左も緑、いかにもアルゼンチンに来たという気分にさせる。やがて右手に高層ビルが連なっているのが目にとまる。驚いてはいけない。これもやはりペロン時代、労働者のためにつくられたアパートである。しかし、ものの5分もたたないうちに、今度は左手にトタン屋根の小屋がむさくるしく軒を並べている貧民街を遠く目にする。
運転手はこう言うであろう。「お客さん、ここに住んでいる奴らは、アルゼンチン人じゃねぇ、パラグアイやボリビア、チリからやって来た連中だ」と、アルゼンチン人は誇りが高いのだ。

空港から30分も走ったであろうか、道は高架となり、やがて急に左に曲がると、かの有名なヌエべ・デ・フリオ(七月九日通り)に入る。春ならばハカランダの花を、夏ならば白やピンクに咲き乱れたボラッチョ(酔っ払いの木)の花をみることができよう。この通りは道幅140メートル、長さ2キロにわたるブエノスアイレスのいわば象徴的な通りである。
 
 
ヌエべ・デ・フリオ通りの中央にはオベリスクが建っている。高さ72メートル、ブエノスアイレスの創設者ペドロ・メンドーサの上陸後400年を記念して、1936年に建てられたものである。

その先100メートル余りのところに有名なコロン劇場がある。こちらの人は、ミラノのスカラ座、パリのオペラ座と並び世界の三大劇場の一つと言って自慢する。確かに内部は真紅の絨毯が敷きつめられ、大理石の柱、7段ものバルコン席もあり歴史の重みを感じさせるヨーロッパの世界である。北半球のシーズンオフの5月から9月に良い出し物がヨーロッパからやってくる。 (続く)
 
世界三大劇場と称するコロン劇場 コロン劇場内部(パンフレットから)
 

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