e−たわごと No.347

投稿日 2006/12/29  「盛岡ノスタルジー9」 天神さんの狛犬
寄稿者 八柳修之
 
写真:脇田健一氏
 
天神さんへの道はご存知ですね。二高のある天神町の通りを東(岩山方面)に進むと突き当りが天神さんの境内に上る石段、右側は市営球場への道、昔、煉瓦屋さんがあった所に田口さんのマンションがある。石段を上ると、境内には句碑とか筆塚などやたらに多い。やや小振りながら石割り梅もある。その中にあって目だっているのがこの狛犬である。
この狛犬に最初にお目にかかったのは、竹生さんのたわごとNO.211「入学式と天神様」にあったように、小学校入学式の後、そろって天神さんにお参りしたときの筈である。そのとき手をつないでいった女の子の名前は覚えてはいるのだが・・・
そのあと何回か天神さんには行ったことがあるので、狛犬は鮮明に覚えている。そのころはなんと変な狛犬かと思ったものだが、今、見るとなんともユーモラスで、普通見られる狛犬とはまったく違って、現代風でグッドデザインである。

天神さんは啄木のお気に入りの場所だったそうで、啄木は学校をサボってここで読書をしていたのであろうか。狛犬の台座に啄木の歌が刻まれている。
   右の台座 「夏木立 中の社の石馬も 君をゆめなむ」
   左の台座 「松の風 夜昼ひびきぬ 人訪ねはぬ山の祠の 石馬の耳に」
石馬とは、よく分からないが狛犬のことであろう。その頃から、すでにこの狛犬はあったのだ。
岩山に啄木望郷の丘、銅像が建っているそうだが、むしろ、天神さんにある方が相応しいと思うのだが、観光のためには岩手山と市内をパノラミックに眺望できる岩山に建てたものであろう。観光といえば、この狛犬を鉄器にしたミニチュアが売られ、結構人気を博しているとのことである。
(12・29)
 
盛岡天満宮の狛犬が南部鉄器に
(盛岡タイムス 2006/08/18)

TOPページへ


iwayama3 since2002.11
Presented by Ayako Taguchi