e−たわごと No.351

投稿日 2007/01/21  日本百名山(51)
寄稿者 竹生健二

焼岳 2,455m (2006年)
 
この年は梅雨がなかなか明けず、特に九州や長野県では豪雨が続き、多くの死傷者が出た。7月に入って勤務先の学校が夏休みに入ると同時に、かねてからH夫妻と行くことにしてあった四阿山登山がこの天候不順のために何度も延期となった。そこへ蓼科のペンション村にいるI夫妻から焼岳日帰り登山の誘いがあった。夫妻は二人とも仕事を持っているが、特に夫君の会社の夏休みに合わせた日程で行くことになった。
8月1日の火曜日は長かった梅雨が明けてすぐだった。その日の夕方には原村のペンションに泊めさせてもらった。翌2日は6時に起床。I君の奥さんのFちゃんは、今ではペンションの女将であるが、早朝に起きて朝食を用意してくれてあった。朝食後、I君の運転する車にFちゃんと私が同乗して6:45に出発。茅野から高速で松本へ。松本は7:48に通過。晴れて来て暑い。上高地へ通ずる釜トンネルの手前から安房峠に向かう。今は安房トンネルができたが、昔乗鞍へ登るのに平湯で一泊したときは、安房峠を越えた。いまその道を登っていく。中の湯の温泉宿が、釜トンネルの手前からこの道路沿いの標高1,600mくらいのところに移転した。その宿のすこし先に駐車場があり、そこに登山口がある。8:35に着く。明神、前穂、奥穂が頂上まで幾分霞んで見える。8:50に登山開始。最初は林の中のゆるい登り坂。その先が森林限界で10:35着。急に視界が開けると、すぐ正面に焼岳の主峰が見える。けれどもここから急坂になり、樹木がなくなって日差しを真上から受けて暑く、疲れる。それに半ズボンをはくのを忘れ、しかも雨具や防寒着一切を持ったまま登りだしたので、かなり体力を消耗する。少し歩いてはすぐ休む。振り返ると霞沢岳の連なりが見える。穂高は霞んでしまった。頂上付近で噴煙が出ているのが見える。そのうちに硫黄の匂いがしてくる。それでもまだ頂上は遠い。やっと12:05に頂上着。ただし南峰と呼ばれる主峰 (2,455m) は登山禁止になっており、蒸気が音を立てて吹き出ている岩影が登山者の山頂となっている。焼岳小屋の緑色のトタン屋根がちらりと見えたが、すぐガスの中に消える。もう一時間早かったらもう少し視界が利いたろう。時々上高地のバスターミナルが見える。西穂高から先もまったくガスの中。12:45に下山開始。一気に下って、駐車場に14:45着。下界は好天気。15時に駐車場発で原村へ帰る。日本百名山の47座目となった。
 
 

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