ことばあそび No.002

投稿日 2002/11/22  [ジョーク2] 天国と地獄の違い
寄稿者 八柳修之

「天国では、イギリス人が警官、フランス人がコック、ドイツ人がエンジニア、イタリア人が愛人、そしてスイス人がすべての事柄をとりしきる」
「地獄では、イギリス人がコック、フランス人がエンジニア、ドイツ人が警官、スイス人が愛人、そしてイタリア人がすべての事柄をとりしきる」


 エスニック・ジョークは、ステレオタイプ化された国民性を的確にとらえられている。エスニック・ジョークとはある民族や人種をステレオタイプ化して、その点を突くジョークである。
 エスニック・ジョークに最も多く登場するのが、ユダヤ人、黒人、イギリス人によるアイルランド人を対象としたもの、アメリカ人によるポーランド系人をネタにするジョークなどが典型的な例である。だが、イギリス人のことをネタにしても笑って過ごし、逆にジョークでやり返す。
 日本ではこの種のエスニック・ジョークはない。ネタにされてもやられっぱなしである。あるといえるかどうか分らないが、タモリのギャグにエスニック・ジョークの類似性がわずかにみられる程度である。ましてや韓国人や中国人を対象としたものはない。もしあったとするなら大変な問題となる。
 前出のIさんによれば、「日本は他民族との衝突が少なく、相手を笑うことでアイデンティティーを確立する必要がなかったからだ」という。


イギリス人にとっての地獄とは
ドイツ人が警官をし、スウェーデン人が喜劇役者で、イタリア人が国防軍を組織し、フランス人が道路工事をし、スペイン人が列車を走らせる。(D・フロスト&A・ジュイ)


普遍的で面白いジョークは、ほとんど作者不明で、口伝によるものが多い。出典が明らかなものはその旨記すことにするが、己の語学力に限界があるので誤訳もある点、ご了承ください。(11・22)

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