ことばあそび No.033

投稿日 2003/06/15  [ジョーク20] ユダヤ人は抜け目がない
寄稿者 八柳修之

Jews are canny(ユダヤ人は抜け目がない)、これはエスニックジョークのステレオタイプのユダヤ人像である。なにも他の民族から出たジョークではない。ユダヤ人の自嘲的ジョークでもあるのだ。
しかし、cannyという単語、辞書を引くといろいろな意味がある。先の読める、利口な、慎重な、用心深い、(金銭的に)抜け目のない、倹約な、スコットランドでは、おとなしい、穏やかな、よい、すばらしい、運のよいという意味にもなる。

火災と雹保険
 あるユダヤ人の男が言った。「今日、俺は火災保険と雹保険に入ったんだぜ」
もう一人の男が一寸考えてから言った。
「火事はわかるけど、雹はどうして起こすんだい?」

火事の予定
「君の店、先週水曜日に火事にあったんだって?」
「しっ、声が大きい。(火事は先週でなくて)今週の水曜日だ」

教育熱心
 ユダヤ人の母親が、赤ん坊の息子を二人ベビーカーに乗せて通りを歩いていた。
「坊ちゃんたちのご機嫌はいかが?」と知人が尋ねた。
「それが、お医者様の方は元気なんですが、弁護士の方は風邪をひきましてね」

 世界各地で流浪の民として差別、偏見に耐えながら生きて来たユダヤ人にとって、実力を発揮できるのはその頭脳、根底にあるのは教育レベルの高さにあった。
 なんらかの事情で移住を余儀なくされ南米に渡った日本人一世達もまた同じであった。子供を実力さえあればなれる医者、弁護士にさせるべく教育熱心であった。

ドロップアウトの定義
ユダヤ人にとって落伍者とは
「博士号を取得できなかった青年のこと」
 
ユダヤ人は一般的に教育水準が高い。大学を卒業しても博士号を取得できなければドロップアウトのラベルを貼られるという。
南米の大学では卒業できればドクターである。(日本のように簡単には卒業できないが)法学部を卒業すれば弁護士である。貰う名刺にDr.DraとかAbogado(弁護士)と肩書きが付いている人が多かった。Ingeniero. ra(工学者、技師)という肩書きのある人も尊敬される。

ジョークの楽しみ方
 一つのジョークに対して、農民は3回笑う。1回目はジョークを聞いたとき。2回目はジョークの説明を聞いたとき。3回目はジョークを理解したとき。
 地主は2回笑う。1回目はジョークそのものを聞いたとき。2回目はジョークの説明を聞いたとき。地主はジョークを理解でない。
 軍人なら、笑うのは1回だけ。ジョークを聞いたときだけ。軍人はジョークの説明に耳をかさないし、ジョークを理解する頭をもっていない。
6・15 八 柳)

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