ことばあそび No.035

投稿日 2003/07/029  [ジョーク22] インド人
寄稿者 八柳修之

30年前のインド
 
 あるアメリカ人旅行者がインドに着いた。彼にとって、はじめて訪れる国だった。ハイヤーを雇い、市内観光をした。
 パン屋のところにさしかかると、大勢の人々が、争ってパンを買おうと押し合いへし合いしていた。そこで、彼は運転手に尋ねた。
「あれはいったい何事だね」
 インドに悪い印象を持ってほしくないと愛国心溢れる運転手は答えた。
「あれは、映画のワンシーンを撮っているんですよ」

 しばらくすると、粉屋に群衆が群がっていた。
「あれはいったい何事だね」
「あれも、同じ映画の撮影ですよ。パート2」

 ガソリンスタンドにさしかかると、ブリキ缶をもった人たちが手を振りながら叫んでいた。
「あれはいったい何事だね」
「あれも、同じ映画の撮影ですよ。パート3」
「そうか。ところでなんというタイトルの映画なんだい」
「30年前のインドです」
 

インドの技術力
 
 世界各国の技術力を競う世界大会が開催された。各国は、それぞれの技術水準の高さを誇示しようと競った。
 アメリカは直径1ミリのグラスファイバーチューブを数日で作り上げ、そのチューブをロシアに送った。
 ロシアはチューブの内側に細いワイヤーを通し日本に送った。
 日本はロシアの通したワイヤーの中心を穿ちさらに細いチューブにして、その技術力の高さを誇示した。ワイヤーは最終的にインドに送られた。
 
 インドから審査員のもとへ送られた。一見するとなにも手を加えられていないように見えた。
 そこで、審査員はインド人に「いったい、これをどうしたのかね」と尋ねた。インド人は「これでよく見てくれ」と言って、ワイヤーを顕微鏡の下に持っていった。 ワイヤーには、「Made in India」という文字が刻印されていた。

 インドは不思議な国である。古いものと新しいものとが同居している。世界3大商人(ユダヤ人、中国人、インド人)とも言われる。そして、2桁の掛け算を暗算させるインドの教育は、コンピュター技術者をアメリカをはじめ世界各国に輸出している。インドのことは朝日新聞のニューデリー特派員であった増子義孝さんが詳しい。

 *:充電のためしばらく、エスニックジョークはお休みします。
八 柳)

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