盛岡発 No.087

発信日 2005/07/03  ハイキング&バイキング(パート1)
発信者 田口絢子

2005年3月「イーハトーブ風景地」が国の名勝に指定された。
 1:種山高原 種山ヶ原
 2:鞍掛山(滝沢市)
 3:七つ森
 4:狼森(おいのもり 雫石町)・・・注文の多い料理店に出てくる
 5:釜淵の滝(花巻市)
 6:五輪峠(東和町)  この6ヶ所。

7月1日、この日は岩手山の山開きの日。その岩手山に抱かれるように横たわってるイーハハトーブ風景地のひとつ「鞍掛山」にハイキングに出かけた。
メンバーは登山歴50年の舘沢さん、この日を「ハイキング&バイキング」と命名した袰岩さん、女性は植物図鑑のような頭脳の持ち主の友子ちゃん、お孫ちゃんに「小学生低学年のコースだよ・・」といわれて腰を上げた冴えちゃん、それと全く未経験の私の5人。

天気予報はあまり気にならない・・だって雨だったらそのまま網張り温泉へ直行の予定だから。
途中の車中から見る岩手山は雲の帽子をかぶっていたけど鞍掛山は私たちを「待ってるよ」と言ってる。(1)
ハイキングは決行。登山口の相ノ沢キャンプ場に着きなんとか持ちそうな曇り空を見上げ傘も借り物のレインスーツも徳さんの車の中に置いていく。(2)
日照りでもなく雨でもなくまさにハイキング日和となった。ラッキー!!

宮澤賢治も何度も登った鞍掛山、詩集「春と修羅」のなかの「くらかけの雪」は大正12年1月6日賢治26歳の時、山を訪ねたときの詩。その歌碑を声を出して読んでみる。(3)

コースは二手に分かれているが案内人にお任せして付いていくだけ。このコースは林間から岩手山が垣間見れるらしいがいまはすっかり木々が茂み、全身が緑に染まりそうな気分で森林浴を楽しむ。(4)

まだなだらかな坂道だが日頃の怠慢な身体はお水を要求、一服タイム。
(早すぎるな〜)
山に行くときはキュウリの漬けもとを・・奥さまから持たされた袰岩さんはキュウリをガブリ・・・・
どんなお味?と3人はお毒味・・フムフム美味しいわね〜(5)
大きな「クマ出没注意」の看板あり。ホントにクマが出るの?と半信半疑だけどすれ違う登山者はみんな「チリンチリン」と鈴を鳴らして降りてくる。ハァハァ云いながらもお喋りが止まらない姦し3人娘?は「鈴はないけど口鈴よね!!」となお姦しい。

ややそれらしく急勾配になると遅れがちな冴えちゃんをやさしく待ちながら登る徳さん(6)
ベンチがある「休憩だ〜」とまた喜んで・・でもここは休憩と云うよりここに腰掛けて目の前に広がる小岩井方面の展望を眺めよう・・ということだよ・と徳さんに教えてもらう。(7)

友子ちゃんは山野草を見つけては花の名前をスラスラ・・・「待って待っていま書くから・・」と私は書いたりデジカメで撮ったり忙しい・・カタクリはもうすっかり終わってその跡もなかったけど枯れたキクザキイチゲがあった。来年花の盛りに見に来たい・・・

急な階段を滑らないように注意しながら降りると沢があってお水を手で汲んで飲んでみる。冷たい!
沢水の流れる音も林の梢の音も日常の騒音に慣れた耳には音楽のよう。

もう少しだよ・・とう徳さんのことば・・・・どうも私や冴えちゃんを励ます作戦らしい。
突然日本庭園が現れ一同ビックリ・・・私は「これって造ったの?」とバカな質問。だれがこの登山道に石やら松やらを持ってきて造園するか・・岩手山が噴火したとき飛んできた火山礫なのか。
まるで一級造園士が造ったみたいに石が配置されそばにハナニガナが黄色を添えている。(8)

最後の坂を登りきったらそこは標高897メートルの頂上・・・やった〜〜〜〜
頂上は雲の中だったが目の前にどっと立ちはだかる岩手山はさすが雄大。
ほろさん、首掛山じゃないんだったら・・・(9)
山頂で眺めてるオジサンに頼んで全員でポーズ・・・この1枚が貴重な証拠です
(10)

周囲の風景の説明よりもまずは「乾杯乾杯」冷たく冷えたビールをグイっと・・・
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たった897メートルでも達成感は富士山級。
徳さんはザックからコンロとオナベ(大分年期が入ってる)を取り出しあっと言う間にお湯を沸かしてタマゴスープやらワンタンスープが出来上げる。友チャンはこれまた料理はプロ級。バッケの辛子漬けがおにぎりに合うこと。私だってゆでたまご作ってきたのよ。

頂上ではやや遅れて登ってきたお揃いの青い帽子の保育園児達もお弁当タイム。敷物もリュックサックもなんともカラフルできれい。東巣子保育園とお聞きしたけど「ボクンチのお母さんはね・・」と標準語。お弁当にはメロンやアメリカンチェリーが入ってる。
「私たちの子どもの頃にはフルーツをお弁当に入れるって感覚はなかったね〜」と昔の人たちのボヤき。
「君たちに日本の将来がかかってるんだよ。ガンバレよ」と変なオジサンとオバサン(ジジババとは言わせない)たちは子ども達に向かって励ましと応援のおことばを。子らの甲高い声もご馳走のひとつ。(12)

ランチの後はコーヒータイム。またお湯を沸かして(これはみんなが銘々1本ずつミネラウウオーターをこのために背負ってきたのです。徳さんの知恵)
なんとドリップ式コーヒーを!!雲の中から頭を出した姫神山を眺めながらのむコーヒーの味・・
いつも徳さんから送ってくる山の写真はなぜか女性ばかり・・これで分かった!!
もう私もハイキングパートナーは徳平さんだ!!(13)

青い帽子のひよこたちと別れを告げ下りはキャンプ場へ真っ直ぐ降りていく道、でもやっぱり気を付けないと滑ってしまう。一足3万円以上の靴がおすすめと山の案内書には書いてあったけど確かに靴は大事だと痛感。私は義妹のを借りてきて正解だったけど冴えちゃんははき慣れた靴・・と普通の靴で一回だけスッテンコロリン。怪我がなくて良かった。

半分ぐらいのところで後ろから声がしてきた・・子ども達だ。子うさぎのようにぴょんぴょん跳ねながらとうとう我々を追い越して行ってしまった。やっぱり子どもには叶わない・・・(14)
ひとつ発見。登りは花を見つけながら登るけど下りはあんまり周りの景色が見えないということを発見した。
ポツポツと雨が降ってきたが大きな林の中では気にもならない。無事到着。おつかれさま(15)

「さぁ、汗流しだよ。どこにしよう」と迷うほどこの辺りは温泉の宝庫。南網張りありね温泉の「ゆこたんの森」へ・・一人600円なりの入湯代を払いゆっくりと木々に囲まれた露天風呂に足を伸ばす。
「あぁ〜極楽極楽・・・」湯上がりのビールはまた格別。秋はどこにしようかと友チャンと徳さんの会話を聞きながら「あぁ〜持つべきものは友」と幸せをかみしめたのでした。(16)

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7月2日 夜 岡山拓雄さんからのメールを添付します

鞍掛山制覇おめでとうございます、皆さんの笑顔楽しそうですね。鞍掛山と矢巾の東根山は最近中年登山者のメッカ的存在の山になっておりますので常に登山者の多い山ですが当日も登山者の列が続いたことでしょうね。
参加の連絡をスッカリ忘れてしまいまして大変失礼致しました。
私のほうは岩手山の山開きと言う事で、盛岡森林管理署から委嘱されております「森林パトロール」の行事で高山植物の盗採防止指導等を兼ねて岩手山に登って居りました、眺望は全くダメで昼過ぎからは雨も降ってきて花の写真も撮れず散々な目に遭いましたが、マナーの良い方々ばかりで盗採もゴミ棄ても無く気持ち良く降りることが出来ました、年寄りの筋肉痛は遅れて出てくると言いますから明日あたりは膝や腰が痛くなって大変だろうと思っております。
ナカナカ皆様とお会いできませんが先ずは元気に山歩きやキャンプなど愉しんでおります、皆様にヨロシクお伝え下さい。
  岡山。
(2)へ続く

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