盛岡発 No.157

発信日 2008/02/07  レストラン「公会堂多賀」の開業80周年を記念して
発信者 田口絢子

大星尚美さん(旧姓細川)のお父様が集められたレストラン所蔵の貴重な美術品130点がたった2日間だけ(6日と7日)岩手県県民会館で公開されました。

私が拝見に行った日も大勢の人でにぎわっていました。受付に尚美ちゃんがいたので声をかけて中に入りましたが、その作品の数に圧倒されました。

美術品はいままで公会堂多賀に飾られていたものが大半でしたが松本竣介、舟越保武、清水七太郎、深澤省三・紅子、橋本八百二など、岩手にゆかりのある作家ばかりでそのひとつひとつを見ているうちに、懐かしさと、なにか胸に迫ってくるものを感じて胸がいっぱいになって涙がでてきました。

公会堂多賀は、尚美さんのおじいさま細川正太郎さんが1927年に県公会堂の完成とともに開業、おじいさまの弟さんが本場パリのリッツで修行してフランス料理を提供してきました。

新渡戸稲造博士がこのレストランで好んでよく召しがった料理がいまでも再現されて頂くことが出来ます。

尚美さんが小さかったとき、家によく芸術家が集まっていたそうです。
会場には尚美さんの、お父様正次さんのスケッチも飾ってありました。
芸術をこよなく愛されまた尚美さんのお父様は、苦難な時代にあった芸術家たちに発表の場として公会堂多賀を提供されたのでしょう。
レストランは尚美さんのお兄さんの磐夫さんが80年の味を守っておられます。

80年の歴史とともにいまだに息づいている130点もの美術品はこれからもずっと公会堂多賀の味とともに、私たちを幸せにしてくれることを願っています。
 
 

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