関東発 No.022

発信日 2004/02/01  寒中暖有
発信者 八柳修之

お送りする写真の鳥の名は何でしょうなんて質問はしません。
私の散歩道は境川という川沿いの遊歩道を片瀬江の島まで、
帰りは気が向けば旧江ノ島道を往復約10キロ程を歩きます。
この季節、さすが湘南といえば川と海からの風で寒さを感じ
るときもあります。
途中、江ノ電の江ノ島駅前を通りますが、車止めがあり、
味気なさを感じさせないためなのか、スチール製の鳥が乗か
っています。
そして鳥には毛糸で編んだ洋服が着せられ、ときどき衣装替え
しているのです。
いつも、駅前を通るたびにどんな人が編んで着せているのか、
想像していました。
ついにその奇特な人を知りたいという衝動にかられ、今日、
駅前の売店のオバサンに訊ねてみました。
するとオバサンは恥ずかしそうに「私なんです。金属じゃ寒いと
思って編んで着せているんです。来月はおひな祭りでしょう。
なにを着せようかと考えているところです」と言いました。
名札を見た老人は「〇〇さんの心は、もっと暖かいねぇ」と言った
ら、〇〇さんは、思わず胸の名札を隠してしまいました。
幸せ鳥、青い鳥ですかね。
 

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