関東発 No.025

発信日 2004/02/25  面白い名の花木
発信者 八柳修之

セイボ(アメリカ・ディゴ)の花、小川さんには特別な想いがあったようだ。
岩大農学部温室に咲いていた「ベロベロネ グッタッタ」の花の名、袰岩さん、よく覚えていましたね。私は忘れましたが、教師の名は覚えていました。農学部の講師で馬場という先生、生物の分類を教わった。テストは困ったなと思ったがノートの提出だけだったので助かったものだ。

ベロベロネ グッタッタのように面白い植物の名は、よく覚えているものである。トリビア、無駄な知識といってしまえばそれだけであるのだが。
「ナンジャモンジャ」という木や「奇想天外」という植物がある。後者はアフリカのナミブ砂漠にしか自生しない植物である。学名は発見者名のナントカ・ミラビリス、ミラビリスとは驚くべきという意味である。この植物は裸子植物と被子植物とを結ぶ掛け橋とする学者が多く、ダーウィンは「植物のカモノハシだと」といったとか。確かに驚くべき発見であったに違いない。これを「奇想天外」と訳した人は文才もあった。どんな植物なのかご覧になりたい方は
 http://www.ne.jp/asahi/overlanndo/japan/P9210106

セイボはブラジル原産、亜熱帯性植物で暖かい所でないと育たないが、アルゼンチンにはセイボと並んで「ボラッチョ」「オンブ」という代表的な木があった。
ボラッチョとは酔っ払いという意味で、偶然なのか木の幹が徳利のような形をしていて、春になると木々にはピンクの花が咲く。(写真1)

オンブはパンパの象徴といわれる木、草原の所々に生えていて、木陰は牛やガウチョ(牧童)の格好の休息場所を提供する。オンブはジェルバ・ヒガンテ(大きな草)とも呼ばれ、植物学上、雌雄異体の草である。見かけは木であるが、草であるから年輪はない。(写真2)

このオンブの木を見たとき、かってマダカスカルやケニアで見たバオバブの木に姿形が極めて類似していると思った。のちアンゴラで、再びバオバブの木を見る機会があった。サバンナを代表する木で、「星の王子さま」では、王子さまの星を困らす木、大きくなって星を破壊してしまうという悪い木として描かれている。このバオバブの木にも年輪がないという。(写真3)
似た植物がアフリカ大陸と南アメリカにあるのは、昔一つの大陸であったからであろうか。

知人に元T銀の橋本さんという人がいる。年に2回、オンブの名をとったオンブ会でお会いするが、橋本さんは開口一番いつも私に向かって、「ミセス・ハシモト、相変わらず清楚できれいだよ」と挨拶する。側で会話を聞いた人は「橋本さん、おのろけですか」と冷かすが、実はミセスハシモトとは女房が育てて橋本夫人に贈った白い木立性ベコニアの一種である。
気品のあるミセスハシモトに相応しいお花だと思って贈ったのだが、橋本さんにすれば「ミセスハシモトは枯れちゃいました」とはいえないであろう。
そんな花の名の花を贈られた方も気を使うので、今、女房は後悔している。
 http://web.joetsu.ne.jp/~kumota/

「アンデスの乙女」という花も名前に釣られて買った花である。成長が早く選定しても、毎年黄色い小さな花を沢山つける。インディオの乙女なのか頑丈で大丈夫である。
 http://aoki2.si.gunmma-u.ac.jp/BotanicalGarrden?HTMLs/

(注)写真はいずれも私が撮影したもの、原版を田口さんにスキャナーで取り込んでもらったものです。みなさん! 想い出の写真、田口カメラ店はきれいに仕上げてくれますよ。

 

(写真1)
 

(写真2)

 

(写真3)

 
(2月25日 八柳)

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